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1無銭宿泊



猿に一泊泊まられてしまいました
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女将さんが、朝早くどうにも家の中に猿がいるような感じがすると、見回っていたら、この部屋の前で猿の声がするので、窓が開いていたかと思って慌ててドアを開けてみると、猿が一匹こちらの様子を伺っているので
慌てて社長を呼んで、非常ドアを開けてサルを追い出して貰いました。
落ち着いて、中に入ると窓は開いていません。
客室内も糞はしているものの殆ど荒らされていないので、相当賢いと思われます。
ティシュペーパーが手つかずなんて猿らしくない、他の備え付けアメニティも一切手つかず、ただ、押入れの羽毛布団がおしっこだらけだったのでこの上で寝たのかと、さぞかし気持ちよかったでしょう
しかし、どうしてなのか、鏡がこのような状態です。
社長は、なんでここだけこんなになっているんだ!!と怒っていますが
知るわけがありません

考えてみた結果・・・
まず、どのように侵入したのかがよくわからないのですが
推測すると、たぶん2階の非常扉をどうにか開けてしまい
扉すぐのこの部屋のドアがきちんと閉まっていなくて、外からの押戸なので開いてしまい、入ったら出られなくなったようです。
中に入って物色しているうちに、鏡に写った自分と初対面したと思われます。
目の前にいるのが自分だとは知りませんし、たぶん見たことが無い顔だったのでしょう(自分ですから)、敵とみなして物凄く威嚇したときに掴めたのがこの壊れた部分だったようです。でなきゃこんな壊れません・・・
イソップ童話のような話ですが、これしか想像が出来ませんでした
一泊の無銭だろうがここで餓死しなくて幸いでした・・・